2025年、日経平均株価はついに4万5000円を突破し、史上最高値を更新しました。
バブル崩壊以降、長く停滞してきた日本株がここまで上昇した背景には、円安や海外マネーの流入、企業の株主還元強化などが挙げられます。
しかし、この「過熱気味」に見える相場に、いまから投資しても大丈夫なのでしょうか?
なぜ日本株はここまで上昇しているのか?
- 円安効果:輸出企業の利益が膨らみ、業績予想を上方修正する企業が続出。
- コーポレートガバナンス改革:東京証券取引所の要請を受け、上場企業が自社株買いや増配を積極化。
- 成長テーマ:半導体、生成AI、インバウンド需要などの期待が株価を押し上げ。
まさに複数の追い風が同時に吹いている状況です。
気をつけたいリスク要因
一方で、以下のようなリスクも無視できません。
- 割高感の高まり:一部のハイテク株はPERが米国株並みに。利益が追いつかなければ調整必至。
- 円安依存:為替が円高方向に動けば、企業収益が一気に冷え込むリスク。
- 世界経済の不透明さ:米国の利下げタイミング、中国景気減速、地政学リスクなど外部要因は不安定。
- 新NISA効果の加熱:個人投資家の資金流入が一時的な相場押し上げにつながっている可能性。
今から投資するならどうする?
結論から言うと、「短期の一括投資」より「長期の分散投資」がおすすめです。
- ✅ 一括投資は避ける
高値圏での一括投資は、調整局面で大きな含み損リスクがあります。 - ✅ 積立や分散でリスクを抑える
ドルコスト平均法でコツコツ買うことで、急落時のダメージを和らげられます。 - ✅ 銘柄・商品を選ぶ
全体が高値でも、割安感のある中小型株や、配当重視のETF(例:TOPIX連動型や高配当ETF)は依然として魅力的。
まとめ
日経平均が過去最高値を更新した今、投資家としては「乗り遅れたくない」という気持ちが強くなりがちです。
しかし、相場には必ず調整局面が訪れます。
- 焦らず少額から始める
- 長期目線で構造改革や企業の成長を見守る
- 分散投資でリスクを抑える
こうした姿勢が、過熱気味の日本市場に臨むうえで最も賢明な戦略といえるでしょう。

YASU
多少、日本株も所有しているので恩恵を受けている。
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