日経平均株価が最高値の 4万5000円 を超えました。
「株価が上がっているから景気もいいはず!」と思う方は多いかもしれません。
確かに株価は景気のバロメーターといわれますが、実は 株高=好景気 とは限りません。
この記事では、その理由をわかりやすく整理します。
株価と景気の関係は「似て非なるもの」
株価は企業の将来の利益や投資家の期待を反映するため、景気の先行指標として注目されます。
しかし「国民の生活実感」や「雇用の状況」とは必ずしも一致しません。
つまり、株価は“未来への期待値”、景気は“今の実態”を表すことが多いのです。
株価が上がる理由は景気以外にもある
株価が上昇する要因には、以下のような景気とは別の要素も大きく影響します。
金融政策
中央銀行が金利を下げるとお金が市場に流れ込み、株が買われやすくなります。
海外投資家の動き
為替の影響や外国人投資家の資金流入で株価が上がることも。
特定業種の好調
たとえばITや半導体関連が強いだけで、他の産業は伸び悩んでいる場合もあります。
実体経済とのズレに注意
株価が上がっていても、実際の暮らしではこうした問題が残ることがあります。
- 給料が上がらない
- 消費が伸び悩む
- 中小企業の倒産が増える
このように、株式市場と生活実感は必ずしも一致しません。
まとめ:株価は「期待」、好景気は「実感」
- 株価の上昇 … 投資家が将来に期待しているサイン
- 好景気 … 国民全体の所得や雇用が改善している状態
つまり、株高だけを見て「景気が良い」と判断するのは早計です。
株価はあくまで一つの指標であり、雇用・賃金・消費などを総合的に見てこそ「景気」を正しく捉えられます。

YASU
株価が上がって資産は確かに増える。給与とかの反映には時間がかかりそう。
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