はじめに|株を買ったら、すぐに下がった……
「この会社は将来性がありそう」
「長期保有したい」
そう考えて株を購入したのに、翌日株価を確認すると、
「買った直後に株価が下がっている……」
そんな経験はありませんか?
投資を始めたばかりの頃は、数%の下落でも不安になります。
「買うタイミングを間違えた?」
「このままもっと下がるのでは?」
「損切りした方がいい?」
と、いろいろ考えてしまいます。
私自身も投資を続ける中で、購入後に株価が下落することを経験しています。
しかし、長期投資を続ける中で、少しずつ考え方も変わってきました。
現在は、「買った直後に下がった」という事実だけで、すぐに売ることはしないようにしています。
この記事では、株を買った直後に下落したとき、初心者が焦って売却する前に考えたいポイントを、私自身の投資経験を踏まえて紹介します。
株を買った直後に下落するのは珍しくない
まず知っておきたいのは、
株を買った直後に株価が下落すること自体は、決して珍しいことではない
ということです。
株価は毎日変動します。
企業の業績だけではなく、
- 金利
- 為替
- 景気
- 世界情勢
- 市場全体の動き
- 投資家心理
- 決算
- ニュース
など、さまざまな要因によって動きます。
そのため、
「良い会社だから買った」
としても、
「買った翌日に株価が上がる」
とは限りません。
むしろ、購入直後の株価だけを見て投資判断をしてしまうと、長期投資では本来の目的を見失いやすくなります。
私が株を買った後に下落したときに考える5つのこと
① なぜこの株を買ったのかを思い出す
株価が下落したとき、最初に考えたいのが、
「そもそも、なぜこの株を買ったのか?」
ということです。
例えば、
- 配当目的だった
- 長期的な成長を期待した
- 業績に魅力を感じた
- ポートフォリオの分散目的だった
- 企業の将来性に期待した
など、購入した理由があるはずです。
ところが株価が下がると、その理由を忘れてしまい、
「下がったから売ろう」
となってしまうことがあります。
私は、株価が下落したときほど、購入したときの理由を確認することが大切だと考えています。
② 株価が下がった理由を確認する
次に確認したいのが、
「なぜ株価が下がっているのか?」
です。
同じ「10%下落」でも、その意味は大きく違います。
例えば、
市場全体が下落している
米国株全体、日本株全体などが下落している場合、自分が保有している銘柄だけが悪いとは限りません。
為替が大きく動いている
米国株の場合、企業の業績とは別に為替の影響も受けます。
一時的なニュース
短期的な材料によって株価が動いている可能性もあります。
業績が悪化している
これは注意が必要です。
売上や利益が大きく減少したり、企業の成長シナリオそのものが変わったりしているなら、購入時の前提を見直す必要があります。
つまり、
「下がった」という結果だけを見るのではなく、「なぜ下がったのか」を確認すること
が重要です。
③ 「株価が下がった=会社の価値がなくなった」ではない
株式投資を始めたばかりの頃は、
株価が下がる
↓
会社の価値が下がった
と考えてしまいがちです。
しかし、実際には株価は企業価値だけで決まるものではありません。
短期的には、投資家の心理や市場環境によって大きく動くことがあります。
例えば、企業の業績が大きく変わっていないにもかかわらず、市場全体が不安定になって株価が下落することもあります。
だからこそ、長期投資をする場合には、
短期的な株価と、長期的な企業の成長を分けて考える
ことが重要だと思っています。
④ それでも購入理由が変わっていないか確認する
ここは非常に重要です。
私は、
「長期投資だから何があっても持ち続ける」
という考え方ではありません。
購入した理由がなくなったのであれば、売却を検討する必要があります。
例えば、
- 業績が大きく悪化した
- 成長性が失われた
- 配当方針が大きく変わった
- 経営環境が大きく変化した
- 自分が想定していた投資シナリオと違ってきた
などです。
この場合、
「含み損だから売らない」
というのも正しいとは限りません。
重要なのは、
株価が下がったから売るのか、それとも投資理由がなくなったから売るのか
という違いです。
⑤ 「もっと下がるかも」と予想しすぎない
株価が下落すると、
「もう少し待てば安く買えたのに」
と思うことがあります。
そして、
「もっと下がるかもしれない」
と考えてしまいます。
もちろん、株価がさらに下落する可能性はあります。
しかし、株価がどこまで下がるのかを正確に予測することは簡単ではありません。
そのため私は、
「完璧な買い場を当てる」ことより、「無理のない金額で長く投資する」こと
を重視しています。
含み損になったらすぐ売るべき?
結論から言えば、
「含み損になった」という理由だけで売る必要はない
と考えています。
ただし、これは「含み損でも絶対に売ってはいけない」という意味ではありません。
判断するときには、
① なぜ買ったのか
② 企業の業績はどうなっているか
③ 配当方針は変わっていないか
④ 投資したときの前提は変わっていないか
⑤ 自分のポートフォリオにとって必要な銘柄なのか
を考えます。
この5つを確認したうえで判断します。
ナンピンは慎重に考える
株価が下落すると、
「安くなったから追加購入しよう」
と考えることもあります。
いわゆる「ナンピン」です。
確かに、株価が下落したことで以前より安く買える可能性があります。
しかし、
「下がったから買う」だけでは危険
です。
なぜなら、その後さらに株価が下落する可能性があるからです。
追加購入するのであれば、
- なぜ下落しているのか
- 企業の業績は問題ないか
- 今後も保有したい銘柄なのか
- 追加購入しても資産配分に問題ないか
- 生活資金に影響しないか
を考える必要があります。
特に少額投資では、
一つの銘柄に資金を集中させすぎない
ことも大切だと思っています。
「買った直後に下落した」を経験することも投資の勉強
投資を始めたばかりの頃は、
「買った株が上がってほしい」
と思うのが普通です。
しかし、実際の株式市場では、
上がることもあれば、下がることもあります。
むしろ、実際に含み損を経験することで、
- 自分はどのくらいの下落に耐えられるのか
- どのくらいの金額なら投資できるのか
- どの程度のリスクなら受け入れられるのか
が分かってきます。
これは投資を続けていくうえで大きな経験になります。
少額投資なら「失敗しながら学ぶ」こともできる
私が少額投資を続けている理由の一つは、
大きな金額を一気に投資しないことで、投資経験を積みやすい
と感じているからです。
例えば、1株や少額から投資を始めれば、
「株価が下がる」
「配当金を受け取る」
「決算を確認する」
「含み益になる」
「含み損になる」
といった経験を実際にすることができます。
投資初心者にとって、この経験は非常に重要だと思います。
長期投資なら「今日の株価」だけを見ない
長期投資をするのであれば、
今日いくら上がった、下がった
だけを気にしすぎないことも大切です。
もちろん株価は確認します。
しかし、
「今日3%下がった」
という情報だけで投資判断を変えてしまうと、短期的な値動きに振り回されてしまいます。
長期投資なら、
「この会社を今後も保有したいと思えるか?」
という視点を持つことが大切です。
私が目指しているのは「当てる投資」ではない
株式投資では、
「この株は上がる」
と予想したくなります。
しかし、私は最近、
株価を完璧に当てることより、長期的に資産を育てること
を重視しています。
そのため、
- 日本株
- 米国株
- ETF
- 投資信託
- 配当株
- 成長株
などを組み合わせながら、分散投資を意識しています。
もちろん、分散したからといって損失がなくなるわけではありません。
それでも、一つの銘柄や一つの市場だけに資産を集中させるより、長期的に続けやすいと考えています。
投資初心者が株価下落時にやってはいけないこと
最後に、私が考える「避けたい行動」をまとめます。
① 下落しただけですぐ売る
「怖い」という感情だけで売却しない。
② SNSの情報だけで判断する
「この株はもう終わり」
「絶対に上がる」
などの情報を鵜呑みにしない。
③ 生活資金まで追加投資する
安くなったからといって、生活に必要なお金まで投資しない。
④ 一つの銘柄に集中する
「安くなったから全部買う」は避ける。
⑤ 株価を何度も確認する
短期的な値動きが気になりすぎるなら、投資金額が自分のリスク許容度を超えている可能性もあります。
では、株価が下落したらどうする?
私なら、次の順番で考えます。
STEP 1
「なぜこの株を買ったのか」を確認する。
↓
STEP 2
株価が下落した理由を調べる。
↓
STEP 3
企業の業績や今後の見通しを確認する。
↓
STEP 4
購入したときの前提が変わっていないか確認する。
↓
STEP 5
問題がなければ、焦って売らない。
↓
STEP 6
追加購入する場合も、無理のない金額にする。
このくらいシンプルに考えるようにしています。
まとめ|株価が下がったときこそ「なぜ買ったのか」を思い出す
株を買った直後に株価が下落すると、不安になるのは当然です。
私自身も投資を続ける中で、購入した銘柄が下落する経験をしています。
しかし、長期投資をするのであれば、
「下がったから売る」
ではなく、
「なぜ下がったのか」
そして、
「自分が購入した理由は今も変わっていないか」
を考えることが大切だと思っています。
もちろん、投資理由が崩れたのであれば、売却を検討することも必要です。
大切なのは、
含み損になったことではなく、投資判断の前提が変わったかどうか。
ということです。
そして、初心者のうちは無理に大きな金額を投資する必要はありません。
少額から始めて、株価の上昇も下落も経験する。
その中で、自分に合った投資スタイルを見つけていく。
私自身もまだ資産形成の途中です。
これからも日本株・米国株・投資信託などへの投資を続けながら、資産1,000万円という目標に向かってコツコツ資産を育てていきたいと思っています。

株価は確かに気になるし、損するのはイヤだけど、それを気にすると投資メンタルが持たないので、出来る限り見ないようにするが基本的なスタイルだと思っています。

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